新スポット誕生！まちの台所「2dog kitchen」

樺山購買部と上水商店の並びにひっそりとたたずむ「2dog kitchen（ツードッグキッチン）」。
2月11日、樺山にオープンした新スポットです！

開店日には、こんなに盛大なセレモニーも執り行われました。

初日にもかかわらず想像をはるかに超えるお客さんで、午後には売り切れとなるほど、とても忙しい1日だったようです。

この店の店主は津崎 忠文（つざき ただふみ）さん。
樺山購買部店主の津崎 公子さんの旦那さんです。
夫婦で同じ並びにお店があるって、なんだか素敵。

津崎さんは、すずむしの会や子ども食堂など、コミュラボの様々な活動に関わってくださっています。
2dog kitchenのお話を伺いに行ったのに、お話がおもしろくて、気づけば深ーい話にまでなったので、津崎さんについてはまた今度詳しくご紹介しますね。

お豆腐屋さんだった場所を仲間とDIY

このお店はもともとお豆腐屋さんだった場所。
2022年の9月頃から地域の仲間たちとDIYしてようやく完成しました。

空色の門の奥にある、この家と家の間の細い道。なんだか秘密の場所に入るみたいで、それだけでわくわく。

メニューはこちら。ホットドッグをはじめ、ワンバイトチキン、樺山チーズピザパンなど。子どもたちでも買えるようなお手頃価格です。

そして、このお店のイラストやメニュー、看板などは、全て津崎さんデザイン。若い頃からイラストレーターとして活躍されており、今でもそのスキルが発揮されています。

美味しいを通じたコミュニケーションのハブとなるキッチン

ただでさえいろんな活動に引っ張りだこの津崎さん。このキッチンを作ったきっかけを伺いました。
「実は、ずっと自分が料理できるキッチンが欲しかったんです。料理をするのが得意で、何年も子ども食堂や森の子学習塾などで料理を作ってきました。その度に、道具や食材を抱えてあちこちしていたんですね。でも、ここにキッチンがあれば、あまり動かず、じっくり料理の準備もできる。先日の森の子食堂のカルボナーラもここで仕込んだんですよ」

なるほど、理にかなったまちの津崎キッチン。
さらに、ホットドッグをメインメニューにした理由も気になるところです。

「ホットドッグじゃなくてもよかったんだけどね。一番最初は、キッチンカーのアイディアから始まったんです。それじゃ面白みがないからと、サイクルカフェで地域をまわることになり、そこでホットドッグの話が出たんです。それに、ホットドッグなら材料を挟むだけなので、私がリタイアしても誰でもできるでしょう」と、津崎さんは話します。
先のことまで見据えてのホットドッグだったんですね。

そういえばホットドッグの話…
宮崎コミュラジで聞いた気がする！なんとここで繋がるとは！！
（気になる人は、宮崎コミュラジ#5.「 新プロジェクト始動！ホットドッグでつながる？ 」をお聞きください。）

ずっと我慢していましたが、私もホットドッグを注文。
パンを温め、ソーセージもフライパンで焼いて、丁寧に作ってくれます。
このホットドッグTシャツは、開店記念に仲間がプレゼントしてくれたのだとか。
とてもお似合いです！

パンに挟まれているのは、キャベツの酢漬けとソーセージというシンプルなもの。キッチンの中のイラストとほぼ同じで、これぞホットドッグという感じです。
特に、パンに挟まれているキャベツの酢漬けは、津崎さんが塩揉みして、何ヶ月も漬け込んでいるとのことで、クセになる美味しさでした。

子どもたちも多いようですが、仕事終わりのお母さんたちの来店も多いのだとか。ちょっと小腹が空いた時や夜ご飯前のおやつにもぴったりですね。

ホットドッグを手渡してくれながら、忠文さんはこの場所について「樺山購買部があって、その隣には駄菓子が買える場所があって、ここがあって。いろんな人が気軽に立ち寄れる場所になったらいいなと思います」と今の気持ちを話してくださいました。

ただのホットドッグ屋さんではなく、まちのみんなのキッチンのような存在であることを感じさせる2dog kitchen。また地域にあたたかい場所が増え、とても嬉しく思います。
みなさんも樺山にできた新スポットで、美味しい津崎さんの料理をぜひ味わってみてください！

【2dog kitchen情報】
営業時間：11:00〜17:00
定休日：月曜・木曜