CDLマガジン
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vol. 075
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コミュラボ
ライター
3月26日(日)三股町総合福祉センターにて、第3回子ども未来応援団体タテヨコナナメ 森の子学習塾のお別れ会が実施されました。
卒業生は、中学3年生の5人です。保護者の方も含め、なんと総勢75名が出席した今回のお別れ会。
その感動の様子を少しだけお届けします。
お別れ会では、記念品が贈呈された後、来賓の三股町議会議員 上西雅子さんやあさお歯科院長板谷麻生さんよりエールが送られました。
板谷さんは、なんと今流行りのAI、ChatGPT(チャットジーピーティー)に「卒業式の式辞を書いてください」と質問し、作らせたという文章で、厳かな雰囲気の会場をどっと沸かせてくれました。もちろんその後、ご自身の言葉でも「自分や周りの人を守るためにも知識が必要。より良い人間になるために勉強を続けていってください」とメッセージをいただきました。
そして、ずっと近くで彼らをみていたタテヨコナナメのスタッフからも、卒業生へ1人ずつメッセージが送られました。
「困ったときはどうか近くの大人を頼ってほしい。卒業してもこの関係は切れることはない。」
「自分の目の前に道はない。これから歩む道は険しかったり、曲がりくねったりしながら進んでいくかもしれないが、自分で答えを出すしかない。恐れずに前に進んでいってほしい。」
など、これまでの卒業生や保護者の皆さんの頑張りを労いながら、将来への希望を込めて激励の言葉が送られました。
卒業生たちからも、一言ずつ想いを語ってもらい、「森の子に行って楽しかった。」「短い間でしたがいろんな人と話せたり、勉強できてよかった。」と、森の子学習塾に通い始めた頃の姿からは想像できないほど、立派に想いを伝える姿に感動するスタッフたち。
保護者の方の挨拶では、「最初は叱らないと何もしない子だったんですけど、ここ1年くらいはお手伝いも積極的にしてくれるような子に育ってくれて。勉強は二の次でいいから、社会で生きていけるような力を身につけてくれたらいいなと思う。」
「部屋にこもりがちになっていたが、ここでの活動に参加するときだけは外に出るようになりました。高校に行ってまた成長する姿を楽しみにしている。」
など、涙を堪えながらお話をされる姿に、思わずもらい泣きしてしまいました。保護者の皆さま、毎回の送迎や活動へのご協力、本当にありがとうございました。
ゲストにフェスでお馴染みのシンガー「SHIMARISU」も駆けつけ、レミオロメンの「3月9日」を披露。優しく澄んだ歌声に騒いでいた子ども達も聞き入っていました。
最後は、在校生からのメッセージと在校生が制作した思い出の動画のプレゼント。
式が終わった後、卒業生たちは「ほっとした」「新しい生活が楽しみ」という声がきかれ、春ならではの嬉しさと寂しさが入り混じったような、じんわりとあたたかい気持ちになりました。
これからたくさんのことを学び、感じながら成長していくであろう彼らをみていると、本当に楽しみでなりません。
ここで出会った人、ご縁は今後もずっと続いていきます。「こうでなくてはならない」という固定概念やルールに縛られることなく、自分を信じて羽ばたいていってください!
そして、いつでも森の子学習塾に遊びに来てくださいね。スタッフ一同ずっと皆さんのことを応援しています!