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vol. 141

はじめてのよる学校体験記〜水曜日編〜

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7月17日(水)。友人に誘われて、初めてのよる学校に参加することにした。
友人との待ち合わせは、グローカルハウスWAJIMA。夕暮れ時、いい感じに灯りが漏れている。

「水曜日は、一番教室が多いんだよ」って教えてくれたけど、どんな感じなんだろう?
友人たちはダンスをするみたいだが、私はちょっと恥ずかしい。聞くところによると、よる学校のクラスは毎週インスタグラムで更新されているみたい。

どれどれ、、、

こんな感じなんだ。確かに水曜日は盛りだくさんだけど、チャーリーと公子の部屋って話す感じなのかな?どの教室に行くか考えていると、なんとなく子どもや大人たちが集まってきた。
今日は初めての参加だし、全体をぐるっと見て回ろうと決めていた私。よる学校開始の合図は特になく、それぞれでゆる〜っと始まったようだ。

見渡してみると、大人たちも外で輪になって何か会議してる。うーん、自衛隊もいるっぽいけど、これは「自衛隊と〇〇」なのか?本当の大人の会議なのか?ちょっとわからなかったから、大人たちを横目に学童ホールへ向かってみる。

ひかりの森こども園学童ホールでは、さっきの一覧にはなかった「地理マニアの地理教室」が大盛り上がりしていた。白いTシャツの男子が地理マニア。世界各国の国旗を当てるゲームをしてて、すごく楽しそう。

その隣では、私が一番気になっていた「チャーリーと公子の部屋」が行われていた。黄色い帽子が公子さんだとしたら、右の人はチャーリー?ちょっとそこまで聞けなかったけど、詩を朗読する教室みたい。この日は、谷川俊太郎の「みみをすます」を読んでいた。
詩のことは詳しくないが、さっきまで少しざわざわしていた気持ちが落ち着く感じがしたので、「こんばんは」と挨拶をして、ちょこんと近くに座り、しばらく詩を聞いていた。

同じ空間でも、こんなに感じ方って違うんだなー。そんなことを感じながらゆっくり時が流れるのを感じていると、外から楽しそうな音楽が聞こえてきた。
友人が参加している「ゆるダンス」だ。だんだん、その楽しそうな音楽に心奪われ、そっと「チャーリーと公子の部屋」を後にし、外へ出てみた。

ダンスの先生とみんなが今TikTokで流行っているダンスをスマホを見ながら楽しそうに踊っている。みんな家でも踊っているのか、ダンスも揃っててみんな上手だ。最初は恥ずかしいと思っていたけど、だんだん踊りたくなってきた自分がいるのも新鮮な感覚だった。

みんなが楽しそうに踊っているの見ていると、髭の生えた外国人に「元気?」と話しかけられた。彼に「何をしているの?」と聞いてみると、「PC救い隊」をやっていて、英語の本もたくさん持ってきているそうだ。パソコンはあまり詳しくないけど、なんか面白そう。早速、パソコンをいじらせてもらうことにした。

よく話を聞くと、彼は古くなった昔のWindowsにフリーソフトを入れて使えるようにし、夜な夜なパソコンを救っているらしい。今日持ってきていたのは、Windows Vistaという古いものみたい。今日は、タイピングのゲームみたいなものをやらせてもらったり、昔のAIみたいなものを試させてもらった。
仕組みは全くわからないけど、家で眠っている古いパソコンの使い道に困ってる人を紹介してみよう。

こうして、いろんな教室を自分の気の向くままにのぞいていると、あっという間に20時を回っていた。あぁ、もうこんな時間か。「もうみんな帰るよー!」と水曜日の担任のさっこさんが戸締りをし始めた。

最初は、馴染めるのかな…とぎこちない自分もいたけど、思っていた以上にいろんな場所でいろんなことが巻き起こっていて、馴染めるのかどうかという心配はいつの間にか気にならなくなっていた。振り返ると、自分の気持ちが赴くままに動き、なんだか小さいお祭りに来たようなそんな感覚にも近いものがあったような気もする。今度は違う曜日にも行ってみようかな。

【よる学校】
現在オープンスクール開催中!(10月開講予定)
活動日:毎週月〜金(祝日除く)18:30〜20:15
※時間はその日によって前後する場合があります
※木曜は不定期でイベントを開催しています
※毎週の教室は公式Instagramからご確認ください。

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