CDLマガジン
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vol. 158
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コミュラボ
ライター
みなさん、クリスマスはいかがお過ごしでしたか?
12月25日、コミュラボでは、おにぎりフェスぶりのフェスとなる「クリスマスフェス」を開催しました!
場所は、上米公園そばに今年新しくできた「PARK.Youth & Books & Desingn(以下、PARK)」です。いつもの樺山購買部やコメーキングスペースと違う場所での開催。果たしてどんな雰囲気なのでしょうか。
午後3時、PARKに到着すると、玄関先はすでに靴が外まで溢れかえっていました。
中に入る前に、窓から子どもたちが「ねぇ見て!ビール!」と、本日の振る舞いの一つである「こどもビール」を自慢げに見せてくれます。
「ビール」という響きが大人に近づいたようで嬉しいのでしょうか。ビールの味を尋ねてみると、「うーん、ベロがシュワシュワして、泡が美味しい」「りんごジュースに炭酸入れたやつみたいなお味」と可愛らしいレポートをしてくれました。
それから、今日はワークショップが2つ用意されていました。まず一つは、編み物体験。高校生の編み物の先生がブレスレットやキーホルダーなど、作り方を丁寧に教えてくれます。彼女の作品は、三股でもちょっとしたブームになっている今をきらめく人気の先生です。
フェスの後半は、子どもではなく、大人たちが夢中で編み物をしていました。
そして、もう一つのワークショップは、DJパブリンによるDJ体験です。プロのDJから直々にスクラッチなど教えてもらえるとあって、男の子たちが興味津々で集まってきました。中には、エアースクラッチで音楽に合わせて真似する子も。
体験してみた子は、「楽しかったー!」と嬉しそうな様子。よる学校でもDJ教室を月1回開催しているので、気になる人は大人でも子どもでも遊びに行ってみるといいかもしれません。
フェスといえば、やっぱりステージがなくちゃ。ということで、本日のタイムテーブルはこんな感じ。
最近では、いろんな活動で引っ張りだこのよる学校のダンス教室から生まれたダンスチーム「NIGHT」によるダンスが披露されました。
トップバッターで踊るお姉さんたちをみながら、順番待ちをするちびっ子サンタたち。ちょっとだけ緊張した表情をしていましたが、終わった後は心なしかスッキリとした表情をしていたように見えます。最近SNSで流行っているダンスを始めフロアのみんなも一緒に踊れるような、軽快で可愛いダンスを踊ってくれました。
そして、ハーモニカ奏者のとうじろうさんは、クリスマスソングをハーモニカで演奏してくれました。PARKの近くに住むというとうじろうさんですが、ハーモニカ歴はなんと1年ほどなのだとか。しかも、いつも演歌系ばかりなので、クリスマスソングはこの日のために練習してくださったそうです。やさしい音色に聞き入ってしまいました。
そうこうしていると、みんなお待ちかねのサンタクロースが登場!
もちろん、本物のサンタクロースではなく、みんな大好きブライアンサンタです。
よる学校をはじめ、他の活動でもお馴染みのブライアン。子どもに「わたし、見たことある!」と言われながら、ブライアンサンタとして手作りのアップルケーキをプレゼントしてくれました。
ブライアン曰く、「ジューイッシュアップルケーキ」と言っていて、フェスが終わってから調べてみると「ユダヤのリンゴケーキ」という意味なんだそうです。バターの代わりに植物油、牛乳の代わりに柑橘ジュースが使われているのだとか。なかなか珍しいケーキですが、みんな美味しそうに頬張っていました。
いつものフェスと場所が変わるだけで、PARKらしい空間に包まれ、親戚の家で開かれたホームパーティーのような、なんとなくあったかい感じがした今回のクリスマスフェス。
最後のステージは、おにぎりフェスでデビューした内村魁星さんが、クリスマスにちなんだ楽曲を弾き語りしてくれ、「みんながこれからも幸せに過ごして、来年のクリスマスもこうして一緒に過ごせますように」と、甘い声でロマンチックな雰囲気に包んでくれました。
こうして、18時半頃まで賑やかに続いたクリスマスフェス。クリスマスが終わると、一気に年末年始がやってきますが、今年はみなさんにとってどんな1年だったでしょうか?
三股町では、新たにたくさんの地域活動がこの1年を通して生まれました。地域では、毎日予想のつかないエキサイティングなコトが起きています。マガジンでお伝えできるのは、そうしたコトのほんの一部の景色ですが、来年も引き続き、まだまだ可視化されていない景色を皆さんと共有できたらと思います。
では、みなさま良いお年をお迎えください!