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vol. 004

中堅社協職員の備忘録

date

2021.04.15

Writer

川﨑紀久

Category

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川﨑紀久

ライター

県外に出る事への憧れがあり、青春期を過ごした長崎から福岡へ。
物づくりがしたくて、求人案内に出ていた石材店に目が行き、何の迷いもなく就職。
主に墓石をつくる会社で、まずは製造部の研磨工程に配属されました。


隣の機械には、細く小さなおじいちゃん。多くは語らず、細い割には力がある。
時間も気にせず黙々と遅くまで働く。
まさに職人!自分もこんな風になれるのか?


そんな職人が、ある日の夕方5時ピッタリになると機械を止め、私の持ち場に来てひと言
「猫のえさを買いに行くから。」と前掛けを置いて去って行った。
距離が縮まった感じがした瞬間でした。
その後、現場でお墓を建てる工事部を経て、営業部に移りました。
物づくりを続けたかった。営業は向いていないと思い込み、辞職。

次に何をするか悩んでいたところ、叔母が「今からは福祉の時代だ。」との勧めで、福祉系の専門学校に入学し、再出発。
卒業後、町のデイサービスセンターで勤務。
2年後、社協事務局に配属されました。
当初は知識も浅く、相談があれば、関係機関に繋ぐだけの作業でした。

そして、地域で暮らす高齢者や障がい者と直接関わるようになります。

困りごとは千差万別。


会話をするにも、言葉遣いを少しでも間違えると、相手を傷つけることもあります。
「約束を守ってくれない・・・」と言われ、衝突することもありました。
正解を見つけ出せない難しさを感じます。相手が人であれば、なおさらのこと。
しかし、喜ばれた時は、素直に嬉しい。

そんな仕事です。

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