CDLマガジン
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vol. 060
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コミュラボ
ライター
コミュラボスタッフ黒木です。
この日のお昼は仕事の合間に1人コメーキングスペース コメへ。
11月からコミュラボメンバーになったものの、まだここのおにぎりを食べたことがなかったので、今日は絶対おにぎりを食べるぞ!と決め込んでいました(笑)
ご存知の方も多いかもしれませんが、コメーキングスペースがある三股町上米地区は、その文字の通りお米の産地。
この場所は「come(来る)」「making(創る)」という英語と、米どころ上米地区の「co-me(米)」を掛け合わせて名付けられた場所です。
オープンしたのは2020年。
ここに集まるいろんな価値観を持った人たちのコミュニケーションから、何か新しいコラボレーションが巻き起こるといいなという想いが込められています。
店舗は、ずっと住民に親しまれていた「ハラダショッピング」をリノベーションして造られており、木をふんだんに使ったあたたかさ感じられる空間。
メニューは、ランチのおにぎりセットに、チーズケーキやカフェメニューを用意しています。
注文は、カウンターで注文表に書いて渡すシステムです。
さて、いよいよ注文したおにぎりセットが到着!
甘くて味がしっかりしたお米に、やさしい塩加減。
この日は外がとても寒かったので、あったかいお味噌汁が体に染み渡ります。
思い出すとまだ食べたくなる。。。
しかも小さな女の子とお母さんも来店し、後ろの席から聞こえる可愛い声に自然に笑顔になるランチライムでした。
ここの店員さんは、現在全員で3名。皆さん傾聴ボランティアの方々で、さりげない声かけで迎え入れてくれます。
店員さんによると、最近では三股町外から来るお客さんも多く、Instagramを見てくる方や仕事をしにくる方も多いのだとか。
もちろん地域の方や子どもたちなど、いろんな方が来られるとのこと。
「ここはね、嬉しいことや辛いことがあった時、何でもない時でもいつでも話に来ていい場所なの。泣きたい時はここで思いっきり泣いていいしね。何にも注文しなくても、ただ泣いてすっきりしたとか、話してよかったとか思って帰ってもらえたらそれで十分だなと思う」
と新参者の私に話してくれます。
なんだか落ち着く感じがするのは、木の温もりだけでなく、そんな優しい雰囲気がこの空間を包んでいるのかもしれません。
夕方になると、下校中の子どもたちの元気な声も聞こえてくる通りで、ここで作業をしていると、時計がなくても「あ、もうそんな時間か」と感じたり、子どもたちの元気な声からまたその元気をもらったり。
初めて1人で来ても「ここにいていいんだよ」と、どんな人も受け入れ緩やかにつながれる場所です。
今までもそうだったように、これからまたどんな新しい出会いがあり、どんなコラボレーションがここから生まれるのかとても楽しみです。
まだ遊びに来たことがない人はぜひふらっと遊びに来てみてください!