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vol. 182

【特別企画】「地域を面白くするぞ!合宿」ダイジェスト

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「夏だっ!合宿だっ!」

ということで、8月18日から22日の5日間、コミュラボ初となる「地域を面白くするぞ!合宿」を決行しました。しかし、これは単なる勢いでも、知識の習得だけでもありません。参加者一人ひとりが自身の地域で具体的なアクションを起こせることを目標としたもの。そんな想いに共感し集まってくれたのは、全国から総勢11名の実践者たちです。果たして、どんな合宿となったのでしょうか?

合宿ハイライトと参加者の声

今回の合宿の最大の特徴は、座学だけの研修ではなく、実践を重視していたことです。“スパルタ”とも言えるこの合宿では、私たちが試行錯誤してきた数々のリアルな取り組みをベースに、参加者のみなさんと対話しながら進めていきました。

5日間のプログラム内容は、場づくりに関することからはじまり、表現やデザイン、資金や政策などリアルな話までさまざま。企画した内部の私たちですら「これ、自分たちがやるのか」と思うほど、本当に濃厚で多岐にわたりました。
その内容を全てお伝えすると、何日あっても書き終わらないので、今回は、参加者のみなさんの声と共に、キーワードをご紹介します。

ー参加者の声ー
「100点を目指して自分で自分の首を絞めてしまう私にとって、まずは70点で動き出す大切さを実感しました」
「70点理論は、目から鱗だった。自身と自組織の仕事への関わり方や姿勢を大きく見つめ直す機会となりました」

△政策のお話をしてくださった認定NPO法人フローレンスの本間奏さん

ー参加者の声ー
「助成金などの情報へのアンテナ感度と、柔軟で目的達成への貪欲な姿勢を学びました」
「資金を得ることは大切なことだけれど、それをどう使い、そして住民にどう還元するかが問われるのだと感じました」

4日目は、表現し続けることと、デザインの役割や見立てる力について、専門家と共に丸1日かけてじっくり深掘り。

ー参加者の声ー
「政策やお金の話など専門的で難しいテーマも、相手の層に合わせて言い換えたり見せ方を工夫することで、関心のなかった人にまで届く可能性が広がると感じました」
「コンセプト、コンテンツ、そしてコトバを含めた全てがデザインで、その先に、受け取ってもらいやすくするためのグラフィックがあることがわかりました。まだまだですが、デザインの意味を少し理解できた気がします」

最終日には、振り返りとして、この合宿で得た気づきや学び、持ち帰りたいことなどを共有。感想で、「同窓会をしても面白そう!」という声も聞かれ、コミュラボメンバー含めお互いに、エールを送り合うような時間を過ごしました。

ー参加者の声ー
「最後の振り返りがとてもよかった。住民の主体性を信じて、ロマンをもって頑張っていきたい」
「元気をもらった!地域づくりに活躍するプレイヤーをもっと支えていきたいと思った」

プログラムでの学び以外にも、地域プレイヤーの話から「安心して出入りできる居場所があって、初めて住民の主体性が芽吹くことに気づいた」という声もあり、私たちも嬉しい一幕でした。

今回の合宿は、一つひとつが濃厚でしたが、きっと初日から5日目までを通し、日を追うごとに、それぞれが思い描く“面白い地域”の輪郭が見えてきたのではないでしょうか。

出会うと起こる化学反応

参加者の方から「勇気をもらった」という声をいただきましたが、今回の合宿で、私たちが想定していなかった大きな収穫は、運営側の私たち自身もまた、大きな力をもらったことです。
参加者のみなさんと過ごした5日間は学びにあふれ、全国にこれほど熱意を持った仲間がいるのだと知れたことは、大きな希望を感じる時間となりました。

人と人が出会うと、何かしら影響しあって、何かが生まれていく。そのことが、今回の合宿を通じてさらに深まった気がします。私たちも、この合宿を通して気づいた新たな課題に向き合いながら、進んでまいります!
ご参加いただいたみなさん、講師を務めていただいたみなさん、本当にありがとうございました。

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