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vol. 068

おいしいがコラボする新たな居場所 森の子食堂

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2023年1月、新たに地域の人たちの「得意」を生かした活動がスタートしました。
その名も「森の子食堂」。
毎月第3月曜日の18:30からひかりの森こども園のビオトープで実施され、子どもだけでなく大人も参加できる食堂です。

きっかけは、毎週火曜日の夜に実施されている「森の子学習塾」。
そこで活動しているセラピストのお母様が得意な料理を生かし、何かできないだろうかという声からこの活動が始まりました。

▲この活動のプレイヤー臼杵 幸(うすき みゆき)さん

料理は、臼杵さんだけでなく、料理が得意な津崎 忠文(つざき ただふみ)さんも一緒に持ち寄ってくださいます。

▲コミュラボのさまざまな活動をサポートしてくれる津崎さん

第2回目となる2月20日。この日の津崎さんのメニューはカルボナーラと聞き、子どもたちだけでなく、スタッフも歓喜!笑

時間になり、少しずつ子どもたちや大人が集まる中、「どのくらい来るかなぁ」と言いながら準備を進めていきます。

▲プロ並みの手際でカルボナーラを作る津崎さん

臼杵さんは、津崎さんの料理に合うようにとり天とサラダをたくさん作ってきてくださいました。いつもお互いに何を作るのか確認し、献立が被らないようにしてくださっています。

▲臼杵さん手作りのとり天はこんなにたくさん!

料理が出来上がる頃には、合計20人以上が集まり、走り回る小さい子達もいれば、静かに自分の時間を過ごす高学年の子もいたり。あっという間に賑やかな空間となりました。

▲この日の献立のできあがり。とり天はオーロラソースをかけていただきます!

おいしい食事の後は、遊んだり、ゆっくりしたり、ピアノが得意な子がピアノを弾いてくれたり。それぞれの時間を過ごし、給食後の休み時間を思い出させるような懐かしい気分にもなりました。

そして、みなさんお気づきでしょうか?
実は、1枚目の写真にDJブースが設置されていることを!
最近始まった“フェス”に参加したことがある人はもう見慣れた光景になっているDJブース。この場所には、おいしいだけでなく、音楽も溢れています。
この日も懐かしの曲から食事に合う曲まで、場の雰囲気に合わせて選曲してくれました。

▲フェスでお馴染みDJの堀内さん。針の落とし方からミキサーの使い方まで優しく教えてくれます。

さて、食事がひと段落して、あっという間に帰る時間。
最後に臼杵さんに活動への想いを伺いました。
「私はもともと普通の会社員で、娘が森の子学習塾の活動に関わり始めたことで、私にもできることがあればと思い、手伝うようになりました。始まってまだ2回目ですが、地域にいろんな子どもたちがいることを知って、私の方がたくさんの気づきをもらいます。この活動を続けることで、少しでも子どもたちのためになっていたらいいなと思いますね」

地域の人の「得意」がこうしてコラボしてできた森の子食堂。まだ始まったばかりですが、学校でも職場でもない、フラットな気持ちで誰でも参加できる場所だからこそ、必要な人に届いてくれるといいなと思います。
素敵な笑顔の臼杵さんにぜひ会いにきてくださいね。

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