CDLマガジン
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vol. 129
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コミュラボ
ライター
コミュラボ研究員たちの手により、密かに進んでいた「今はまだナゾの服屋」プロジェクト。
そんなナゾの服屋が、2024年4月27日(土)ついにグランドオープンとなりました!
グランドオープンを前に、その全貌が明らかになったのは、2024年3月30日に開催された命名式。
それまで、まさしくナゾだらけだったナゾの服屋の命名式とあり、誰もがドキドキワクワクしていましたが、発表された店名は、なんと「NAZO(ナゾ)」。
フロアからは、「そのままやん!!」というツッコミの声も入っていましたが、DIYの時期から関わっていた人は、「ナゾ」という呼び方を変えなくていいんだと、安心した人もいたとかいないとか。
店名を「NAZO」にした理由としては二つ。一つ目は、すでにナゾという愛称で親しまれていること。そして、二つ目はどんな人や服に会えるのかもナゾだらけで、いろんなナゾが交わる場所になってほしいという想いがあったことでした。
そんな命名式を経て迎えたグランドオープンの日。店内にはこんなにたくさんの人々が足を運んでくださいました。
オープニングセレモニーの来賓には、三股町長の木佐貫町長をはじめ、三股町議会議員の上西さん、この「NAZO」の場所を貸してくださった社会福祉法人博愛会理事長の松尾さん、そして、NAZOのオープンを語るには絶対に欠かせないDIYの師匠である池之上さんが駆けつけてくださいました。
ご来賓のみなさまからの「本日は、ナゾのオープンおめでとうございます!」という言葉に、会場からクスッと笑いが起こる中、一人ずつあたたかいお祝いの言葉をいただき、スタッフもとても嬉しそうな表情。
木佐貫町長は、「この建物は、社会福祉法人博愛会さんにご協力いただき、社協や地域のみんなで創り上げたということで、本当に多くの方々の協力によってこの日を迎えられたことに感動しています。三股町には、新聞紙やベットボトルなどのリサイクル集積所はありますが、洋服を集積する場所は町内にはありませんでした。それを今回こういった形でリサイクルすることは、循環型社会の一種になり、大切なことなのではないかと思っています。この店がたくさんの方にとっての居場所になることを願っております」との言葉をいただきました。
セレモニーの最後は、テープカットならぬ、「洋服ほどき」で新たな門出をお祝い。司会の「それではどうぞ!」の掛け声で洋服の袖を解き、お腹を空かせたカイシュウモンスターに洋服を食べさせ、新しい服屋「NAZO」の歴史的な瞬間が刻まれました。
たくさんの方々のご協力があって迎えられたグランドオープン。この日は感謝の気持ちを込め、限定でステッカーやノベルティのプレゼントも。
NAZOの服屋の中をじっくり見ていただくと、掘り出し物があったり、面白いアイテムがあったり、ドリンクの販売があったり、服を買わなくてもふらっと立ち寄れる場になっています。
楽しみポイントを一つお伝えすると、例えば洋服のタグについている「NAZO MEMO」。
一枚一枚、スタッフが服にまつわるコメントを書いてくれています。個性豊かで面白いので、要チェックです!
そんな新しい服屋NAZOですが、店長である堀田志保さん自身も、まさかこんな展開になるとは予想もしていなかったと話します。それもそのはず。堀田さんは、2023年4月に和歌山県から三股町に移住してきたばかりなんです。
堀田さん「夫が先に三股町に移住していたことをきっかけに、ちょうど1年前に三股にやって来たばかりで。こうしてこのプロジェクトに関わることができたのは、三股の人のやさしさがつないでくれたご縁なんです。しかも、ちょうど服屋で働いてみたいなと思っていた時にこのプロジェクトのお話があったので、本当に全てはタイミングだなと。今は、驚きと楽しみが入り混じってワクワクしています。このNAZOという場が、服に興味がない人でも気軽に来られたり、何かが生まれたり、ワクワクする場所になったらいいなと思っています。協力してくださった方々へのご恩を忘れずにやっていきたいです」と今後の意気込みと感謝の気持ちを語ってくれました。
店長の堀田さんのように、これからもっともっとたくさんの人やの素敵な出会いが生まれるであろう新しい服屋NAZO。現在、下記の通り通常営業しております。服をきっかけに、いろんな福がどんどんめぐっていきますように。みなさまのご来店お待ちしております!
<NAZO>
営業日:水曜〜日曜(11:00〜19:00)
定休日:月曜・火曜
住所:宮崎県北諸県郡三股町五本松 15-3
駐車場:店舗前4台分あり
▽最新情報はInstagramをチェック▽
https://www.instagram.com/nazonofukuya/?hl=ja