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vol. 101

世界はあなたのすぐそばに。民生委員・児童委員勉強会

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世界は意外と近い。略して「セカチカ」。
毎月、三股町社協で開催されている民生委員・児童委員会の定例会議では、9月15日の会議終了後、地球人BASEの向江 佐和(むかえ さわ)さんにお越しいただき、セカチカについて勉強をしました!

▲地球人BASEの向江 佐和さん

セカチカとは?

セカチカ」は、異なる文化や習慣を持った人たちと「同じ」ことも「違う」ことも両方楽しみながら、お互いを「知る」ことに興味を持ってもらいたい。そんな思いから生まれた「多文化共生サポーター」を養成する活動です。運営は、地域とそこに住む外国人をつなぐ地球人BASEが実施しています。

多文化共生社会ってなんだろう?

多文化共生社会とは、国や言葉が違っても、さまざまな文化を持つ人たちとお互いを認め合いながら仲良く暮らそうというもの。
少子高齢社会となり、全国で働き手が少なくなっている中、多くの外国人たちが働くために日本に来ています。でも文化も習慣も違う場所で暮らすということは、いろんな問題が発生します。だからこそ多文化共生社会の実現が重要視されているんですね。

世界は意外と近い。まずは知ることから始めよう。

冒頭、向江さんから「外国に行ったことがありますか?」「みなさんの周りには外国人の人がいますか?」という質問が投げかけられました。
みなさん、オーストラリアやアメリカ、台湾など様々な国に行かれ、地域でも外国人を見かけたことはあるという人も多かったですが、近くに住む外国人に話しかけたことがある人はそう多くはありません。

向江さんによると、「宮崎県には約8000人の外国人が住み、三股町には先月の統計で172人の外国人が住んでいます。国籍はアジア人が多く、1番はベトナム、2番が中国、3番がフィリピン。技能実習生として日本に来ている人も多いです。だから、今は海外に行かなくても、意外とすぐ近くに外国人がいる社会になっている。世界は意外と近い。それがセカチカなんです

▲セカチカパンフレットより抜粋

コミュニケーションってどうするの?

普段は、日本語教師として外国人に日本語を教えている向江さん。日本語を教える中で、外国人の方からたくさんの相談を受けると言います。

「日本語を教えていると、いろんな困りごとの相談を受けます。日本語を勉強したいけど、お金がありませんとか。市役所に行きたいけど、不安なので先生一緒に来てくださいとか。民生委員のみなさんも、いろんな困りごと地域の方から受けますよね。私は、日本語教師ですが、民生委員さんに似ているなって勝手に思っています」

もし、私たちの近くに困っている外国人がいたらどんなふうに話しかけたらいいのでしょうか?
「英語が話せないから外国人と話すことが少し不安だ」という声もあるかもしれません。そんなときに役に立つのが「やさしい日本語」だと向江さんは話します。

外国人だから英語で話すのかなって思っている方が多いのですが、日本語でいいんです。日本で働く外国人の方は、日本語を勉強してから来るので、簡単な日本語は理解ができます。英語やその人の国の言葉が分からなくても、やさしい日本語で話すとコミュニケーションがとれます」

やさしい日本語とは、外国人の人にもわかるように配慮して、簡単にした日本語のこと。1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、外国人が災害発生時に適切な行動をとれるよう考え出されたのが「やさしい日本語」の始まりです。

ここで向江さんから、いくつかクイズが出されました。
この3つの日本語、「両親」「どちらからいらっしゃったんですか?」「15時半」をやさしい日本語にするとどんな日本語になるでしょうか?

▲やさしい日本語に言い換えたらどんな表現になるのかみんなでディスカッション

さぁ、その答えは?
「両親」は「おとうさんとおかあさん
「どちらからいらっしゃったんですか?」は「どこからきましたか?
「15時半」は「ごご3じ 30ぷん

確かにわかりやすいですよね。日本人の大人が使うような言葉ではなく、小学校低学年くらいの子に話すような言葉を使うとわかりやすいようです。
民生委員のみなさんも、大きくうなづきながら向江さんの話を聴いていらっしゃいました。

セカチカの勉強会の後、民生委員のみなさんに感想を伺うと、「とてもいい時間だった」「英語じゃなくていいっていうのに驚いたし安心した」「家族や日本人同士でも同じようなことが言えるかもしれないわね」など多くの気づきがあったようです。
きっと日本人とその地域に住む外国人が、お互いのことを知り合おうとすることで、よりたくさんの発見が溢れ、もっと楽しい地域になるのではないかなと感じた時間でした。

もし、企業や団体、学校のみなさんで、セカチカの話をしてほしい!という方がいたら、ぜひ地球人BASEのFacebookInstagram、三股町社協(0986-52-1246)までお問い合わせください!
みなさんもセカチカしてみませんか?

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