MAGAZINE

CDLマガジン

MAGAZINE

vol. 187

【実況】よる学校・世界三股陸上、台風延期を乗り越え、ついに開幕

date

2025.11.25

Writer

コミュラボ

ライター

profile

ライター

コミュラボ

ライター

台風の影響で、惜しまれつつも延期となっていた「世界三股陸上」が、ついに11月12日(水)幕を開けました!大いに盛り上がった夜をお伝えします。

競技に勝る盛り上がりを見せたオープニング

会場受付には、開始前から長蛇の列が。体力テストとも運動会とも違う、独特な空気感が世界三股陸上を包みます。

開会式では、アメリカ、フランス、インドネシア、日本の各代表選手が、それぞれの母国語で選手宣誓を行いました。本当の世界陸上さながらの外国語が響き渡ると、会場から「おーーー!」という歓声が上がります。

そして、お馴染みAYARTさんがコンテンポラリーダンスによる開会の舞を披露。選手たちはAYARTさんを追いかけ、踊りながら準備運動をしてコンディションを整えました。

さらに、この日、会場を盛り上げたのはこれだけではありません。
なんと!9月の世界三股陸上が延期になった際も、たった一人で100kmを完走した、あのまーぼーが再び100kmマラソンに挑戦してくれていたのです!!

△住民が撮影したまーぼーさん

司会の「午前0時に南日向駅を出発して100km走ってきたまーぼーが、もうすぐ会場に到着します!!」という声と共に、全員が「どこ?どこ?」とまーぼーを探します。

と、暗闇から聖火を持ったまーぼーの姿が見えた瞬間、会場は大興奮に包まれました。一緒に走り出す参加者もいる中、18時半、見事ゴールイン!!われんばかりの拍手が会場を包みました。

グラウンドだけがフィールドじゃない

これでフィナーレでも良かったのではないかというほどの盛り上がりを見せたオープニングでしたが、ようやく競技です。今回の種目は全部で6つ。

※ペットボトル立ては、委員会の規定に満たなかったため中止となりました。

その種目の多さに「説明だけで終わるんじゃない? 笑」という声が選手たちから漏れ聞こえてきたほどでしたが、いよいよスタート。

競技は屋外と屋内に分かれて行われ、屋外では4つの競技が実施されました。
まずは、三歩で1メートルぴったりを三歩で狙う「三歩走」。

たかが三歩、されど三歩。1メートルって身体がわかってそうで、なかなか難しい。しかし、ぴったりまであと数センチという記録を叩き出す選手も続出していました。

続いて2つ目は、バケツに向かってつまようじを投げる「つまようじ投げ競技」。

つまようじを投げられるチャンスは3回。バケツに向かってつまようじを投げるだけというシンプルな競技ですが、小ささ&軽さゆえに力加減が試されます。

そして、3つ目は今回の競技の中で一番ルールが難しかった「モルック競技」が繰り広げられました。

どの選手の表情も真剣そのもの。簡単そうに見えて、結構難しいのが世界三股陸上です。
競技の4つ目は、よる学校恒例のドッジボール。いつものように白熱した試合が繰り広げられました。

陸上というと、「走る」「跳ぶ」「投げる」といった人間の動きを競うスポーツをイメージするかもしれませんが、世界三股陸上はそれだけではありません。
ちょっと屋内競技をのぞいてみましょう。

屋内競技の種目は2つ。

まずは、三股町が世界に誇るお茶「バイオ茶」と一般的なお茶を飲み当てる「効き茶」という競技。

そして、過去の自分が乗り越えられなかったハードルを語り、自分自身を超えていくという「自分ハードル走」が行われていました。

「自分ハードル走」では、自身のハードルを語り、審判にじっくり話を聞いてもらって解決してもらったという選手も。ハードルって、バーだけじゃないんですね。

外で熱戦が繰り広げられる中、屋内では穏やかな時間が流れ、身体的な動きを競うだけでなく、人間の五感や人生にも触れるような奥深い世界三股陸上となりました。

さて、盛り上がった大会もいよいよ閉幕です。表彰式では、さまざまな賞が授与され、「宣誓が素晴らしかったで賞」や「本当に困っていたで賞」など、よる学校らしいユーモア満載のタイトルが並び、清々しい表情の選手たち。

「来年もやってほしい」という声が参加者から相次ぎ、インドネシア代表選手は「まさか母国語で宣誓するとは思わずびっくりしたけど、とても嬉しかった」と喜びを語ってくれました。

台風による延期を乗り越え、町内外から集まった選手たちが繰り広げた、笑いと感動の世界三股陸上。三股町の夜に、また新たな思い出が刻まれた一夜となりました。
次回の開催は果たしていつになるのか。次回もぜひお楽しみに!

\ Share This Post /

\求む!/助っ人・ご意見
\求む!/

助っ人

ご意見