CDLマガジン
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vol. 066
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コミュラボ
ライター
鬼は外ー!福は内ー!
2月3日(金)、先月の餅フェスに続き、節分フェスを開催しました。
場所はもちろん樺山購買部前。
今回も豪華ゲストを招き、いろんなヒトやコトが入り乱れる多様も多様な空間になりましたよ!
節分といえば鬼。
会場の樺山購買部から50m以上離れた場所からでも聞こえる、ジャーン!ジャーン!というドラの音に続き、3mをも超える超巨大赤鬼が樺山に出現!!
オープニング、コンテンポラリーダンサーAYARTさんの節分の舞で笑顔にになっていた子ども達も泣いてしまうほどの大迫力です!
みんなで1年の幸せを祈り、「鬼は外、福は内ー!」と思いっきり豆を鬼に投げつけます。
この巨大赤鬼は、ジャイアントトンプスという愛知県の傀儡師(くぐつし)集団発祥のもの。生活ゴミを使用して、新たに命が吹き込まれた巨大人形です。
操っているのは、その公式弟分という芋蔓一座(いもづるいちざ)座長の寺原 仁太さん。寺原さんは、板三味線ゴッタンと民謡太鼓を使い、民謡の創作、南九州に根付いている芸能の再構築のため活動をされています。
巨大鬼の恐ろしい見た目とは裏腹に、大きな手でみんなの頭を優しく撫で、しっかり邪気を払ってくれました。
あれ?そんな優しい一面を持つ鬼ってなんで退治するんだっけ?と思ったあなた。
その疑問を一緒に考えるべく、今回はえほん侍・飛松さんによる読み聞かせも実施。飛松さんは、もともとパパたちと図書館などでボランティアで読み聞かせ活動をされています。読み聞かせが始まると、さっきまで騒がしかった購買部前はしーんとなり、絵本に集中する子どもたち。
この日は「ふたりのももたろう」という絵本を読んでくれました。
内容は、誰もがよく知っているももたろうの鬼退治のお話と鬼に育てられたももたろうのお話。2つの立場から気持ちを考えることができる、大人でもじっくり読んでみたい絵本です。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね!
そして、今回の目玉の一つであるコラボ企画では、都城出身の80年代グラフィックデザインの祖・ステレオテニスさんが参戦!
ステレオテニスさんには、2つのコラボを実現していただきました。
まず1つ目は、都城の老舗「ヤママン呉服店」とコラボした移動販売「どこでもヤママン洋品店」です。
樺山購買部があっという間に洋品店へ大変身!
近くにお店がないと、服を買いに行く機会も減ってしまいますが、最近のトレンドと一昔前のファッションを組み合わせるとよりオシャレに着こなせたり。やっぱりいくつになっても自分で服を選ぶ、オシャレをするってワクワクしますよね。
2つ目のコラボは、餅フェスでお馴染みとなったDJパブリンとのステレオテニスさんのスペシャルコラボです!
80〜90年代の曲をメインに、子どもたちのリクエストにも応えながら、この空間を存分に音楽で盛り上げてくれました。
DJに興味を持った子どもたちもターンテーブルを触らせてもらうという貴重な体験も。レコードを前後に擦ってスクラッチする姿がもう様になっていて、みんなとてもカッコよかった!
一方で、購買部前の道路を見渡すと、巨大鬼と突如現れたティラノザウルスとダンシング虎が戦っていたり。さらには、小学生によるラップバトルにアカペラ披露など、いろんなコトが同時に起こり、ここには載せきれないほどたくさんの個性が溢れるフェスとなりました。
味の魔術師おくえみさんによるミニ恵方巻きの振る舞いもあり、自宅でもフェスの余韻を楽しんでいただけたのではないでしょうか。笑う角には福来るということわざのように、こんなに笑ったらきっと1年分の福を呼び込んだに違いありません。
次回のフェスは春に開催予定です。果たして何フェスになるのか!?
懐かしいと新しいの融合で、世代や立場を超えていろんな個性と出会えるフェス。次回もこの空間を一緒に楽しみましょう!