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vol. 118

ある日のてぃーだ 〜真冬の甑岳登山〜

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2024.02.16

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コミュラボ

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コミュラボ

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「心の中に自分の太陽を」というキャッチコピーで活動している「てぃーだ」。

「てぃーだ」とは、沖縄弁で「太陽」という意味だそう。大人もこどもも自分らしく過ごせる空間を作りたいと、2022年9月から自然の中で身体を動かしたり、五感を使った体験をするなど、さまざまな活動をしています。

2月11日(日)は、霧島山の北部に位置する甑岳(こしきだけ)登山をするということで、コミュラボライターの私も参加してきました!

朝8時半、えびのエコミュージアムセンターに集合した私たち。
大人とこども総勢12人でいざ出発!!と、気合を入れて歩き始めたものの、なんと火山ガスが充満しているということで、えびのエコミュージアムからは登れず、甑岳登山口まで車で移動。
もう登れないのかと思った(笑)

さぁ!気を取り直して、いざ出発ーーー!!!

が、先に謝っておきます…
想像以上の寒さと、登山グッズを持っていない登山素人の私には険しい道のりで、正面からのみんなの写真がろくに撮れていません。。
ごめんなさい…

一方、こどもたちは、めちゃくちゃ軽装で最初から元気いっぱい!!
一体、あの山道をどうやったら走り抜けられるのか。。。
体力のある大人がいて本当によかった。

ゆっくり登る大人たちは、途中の霜柱を愛でながらゆっくり登頂。
頂上までは、30〜40分ほどで到着。頂上につくと、あいにくの曇り空でしたが、雪がちらほら。

▲木々にも霜が付いていて美しい

少し早く着いたので、お腹を空かせるため火口周辺を歩き、湿原へ。
ここは日本なのか?と思うほど、見渡す限りの草原が広がり、探検しているような気分でワクワク。

でも本当に寒すぎて、手がかじかみ、靴紐を結ぶのもやっとなほど。
私は、舌も冷えすぎて、ラ行がうまく言えない症状に陥るという始末…(それは、私が口呼吸で登っていたからです笑)。

▲大学生の参加者に「手を握って」とあたためてもらう小学生

立ち止まると、体が冷えてしまうので、おにぎりを食べたらすぐに下山。下山する時は、時間にしたらあっという間でしたが、下りたあとは、心地いい疲労感と満足感でいっぱいに。
自然の偉大さとこどもたちの体力を目の当たりにした登山でした。

この「てぃーだ」を立ち上げた、甲斐 彩香(かいさやか)さんは、保育士の資格を持ち、3人のこどもたちのお母さんでもあります。甲斐さん自身もアウトドア好きとのことですが、ご自身のこどもたちも自然の中で遊ぶことが大好き。こどもたちのしたいことを思いっきりさせてあげたいという思いから活動をスタートさせたようです。

てぃーだの理念は、「自分を大事にする / 他者とつながる力 / 想像、創造する力」。
Instagramで情報発信をする中、最近では、三股町内や都城市の他、SNSを見たという方が宮崎市からも活動に参加してくれたりするのだとか。

「不登校をはじめ、こどもたち自身もだし、その子たちを支える親もいろんな想いを抱えています。こどもたちが安心して過ごすには、大人たちが安心していることが大切。悩みや困りごとを1人で抱えている親もたくさんいる中、この活動を通して悩みを共有したり、今後の選択肢が増えたりするといいなと思っています」と話してくださいました。

てぃーだでは、登山以外にも毎月1〜2回活動を行っています。
気になる活動があれば、ぜひInstagramで最新情報をチェックしてみてくださいね!

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