CDLマガジン
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vol. 063
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川﨑紀久
ライター
『おねっこ』
旧薩摩藩ゆかりの地で行われる伝統行事
鬼火講(おにびこう)が訛って、『おねっこ』となったとか...
『鬼火焚き』や『どんど焼き』という地域もあります。
1月7日に、町内各地区で開催されました。
竹で組まれた櫓に火を放ち
それぞれの家庭から持ち寄った、
正月飾り、しめ縄などを投げ込みます。
竹が爆ぜる音で、鬼や災厄を祓い
火にあたったり、この火で焼いた餅を食べると
その年は、病気にならないと伝えられています。
小学校が最後となる二男坊と参加。
月を背に燃える炎を見ていると
なんとも有難いような気分になりました。
かなりの火力で焼かれる餅(笑)
ぜんざいが作られ振舞われました。
火にあたりながら、ぜんざいを頂き
外からと内から、厄を祓えたかな?
さかのぼること、昨年末の25日
我が家は、子供会で班長をしているので
初めて、櫓組みの手伝いに行きました。
午前中の作業
連日の寒波で、「絶対、寒いわ~」と思い
コスパとデザインで有名な
某作業服店の防寒服を着込んで臨んだところ
自分の予想を上回る気温
枯れ草を集めて、縄で縛る作業を
30分程度しただけで汗だく
地区の大先輩方や消防団が中心に
組み上げられた櫓は
間近で見るとかなりデカい!
年齢的に嫌でも大先輩側に
向かいつつある私
受け継がれる伝統を絶やしてはならない
と感じた出来事でした。