ゆう学校に生まれた、小さくも頼もしいみかちゃんの相談室

「お悩み相談どうぞー！」

雨が降ったり止んだりのある日のゆう学校。社協の大会議室で、カラフルなマットの上を縦横無尽に走り回るのは、小学3年生のみかちゃん。そんなみかちゃんは、最近お悩み相談室をはじめたのだとか。

元気いっぱいで人懐っこいみかちゃんに、さっそく会いに行ってきました。

「わたしがね、お悩み相談室をはじめたのはね、ある日ハンモックに座って、目をつぶって『みか神（しん）』っていうのをやってたの。そしたら、おとなの女の子が来てね、『運動不足なんですけど、何をしたらいいですか』って相談してきたの。だから、ニンテンドースイッチでうごくゲームやったらいいよって言ったら、すっごくよろこんでくれてね。それがうれしくて、また相談室をやりたくなったの！ここはね、みか談室っていうんだよ」

「どんな相談でもいいよ。子どもでも、大人でも、だれでもOK！」と寛容で、どっしりかろやかに構えたみかちゃん。

私もせっかくなので、「仕事が終わると、疲れて料理を毎日作れないんだけど、どうしたらいいと思う？」と日頃の悩みを打ち明けてみました。

「んー、インスタントとか、そういうのを上手に使うのがいいんじゃない？」とみかちゃん。

「でもさ、健康も気になるんだよね、、、」
「だったらサンドイッチは？トマトとかレタスとか、たくさんおやさい入れて、かくし味にうすく切ったりんごを入れるといいよ！りんごは栄養たっぷりだから！」

と、すぐに具体的なアイデアを返してくれます。

間髪入れず、的確なアドバイスをくれる様子に、みかちゃんがそう言うなら、ちょっとやってみようかな…という気持ちになるから不思議です。

それから、みかちゃんの見習うべきところは、相談者が大人でも子どもでも、相手の言葉を否定しないところ。「私はトマトが苦手なんだ…」とか言っても、みかちゃんは絶対に否定しません。

急な相談なのに、どうしてこんなにポンポン答えられるの？と、みかちゃんに聞いてみると、
「本とかを読むのが好きなの。あとは、わたしは人からたよりにされることが好きで、たよりにされるとうれしいの！みか談室のいいところはね、答えが絶対にいい方向にいくところだよ！」と一言。

そう胸を張って答えられるみかちゃんの姿は、小さいながらとても頼もしく感じます。インタビューが終わった時には、私の頭を撫でて労ってくれ、まるで元気をもらえるパワースポットみたいなみか談室。

最後には、「これからもっとたくさんの人が来てくれたらうれしいな」とわくわくした様子で話してくれました。ただし、みか談室が開かれるのは、みかちゃん次第。もしみかちゃんに出会えたら、あなたも一度相談してみませんか。ポンっと背中を押されるかもしれません。