CDLマガジン
MAGAZINE
vol. 186
profile
コミュラボ
ライター
「みなさんのおかげなんですよ」
とぜんざいを注ぎながら呟くのは、樺山購買部店主の公子さん。

そう。樺山購買部は、おかげさまで2025年10月に3周年を迎えることができました!
その感謝の気持ちを込め、10月31日(金)に「樺山縁日」を開催。樺山購買部前でイベントをするのは久しぶりです。16時〜20時までという時間帯も、なんだかお祭りみたいでワクワクします。

しかし、この日は朝からずっと雨。
けれど、16時前に雨が上がり、まるで縁日の幕開けを告げるように、空がそっと味方してくれました。

樺山購買部がオープンしたのは、2022年10月。
当時は惣菜をメインに扱っていましたが、2025年3月に「暮らしがごきげんになる道具や雑貨の店」としてリニューアル。必要なものがあってもなくても気軽に立ち寄れる場所であることを大事にしながら、この3年間でゆっくりと形を変えてきました。

当日は、子ども連れの家族や初めて訪れたという方、久しぶりに顔を見せてくれた近所の常連さんなど、さまざまな人が足を運んでくれ、久々の光景になんだか懐かしい気持ちになる瞬間も。


中には、「3年前、DIYを手伝ったから、よく覚えてますよ」と話す常連の女の子もいて、公子さんは「あなたも妹さんも大きくなったわねぇ。お母さんにもよろしく伝えてね」と嬉しそうに声をかけていました。

公子さんは、「3周年になりましてね、もう4年目に入るので、みなさんに感謝の気持ちを込めてぜんざいをふるまっています。このお餅、実は求肥で作られているんですよ」と、来場者に心を込めて、ひたすらぜんざいを注いでくれます。

日が暮れてくると気温がぐっと下がり、2dog kitchenの温かい焼き芋や焼きそばが冷えた体をやさしく温めてくれました。

DJブースのあるテントでは、「まだ帰りたくなーい!」という子どもの声があがる中、笑い声と音楽が通りに流れます。


樺山購買部のスタッフで、地域DJでもあるスタッフのナオさんは、「雨も降っていたし、本当に人が来てくれるか心配だったけど、絶えずお客さんが来てくれて本当に嬉しいです。こうやって何かをすると、人が集まってくれるんですよね。第2回もぜひやりたいと思っています」と、喜びと共に、今後への意気込みを語ってくれました。

辺りがすっかり暗くなり、樺山購買部に灯るあかりと楽しそうな人たちを見ていると、3年の月日の中でいろんなご縁がつながってきたんだなぁと感慨深い気持ちになります。関わってくださるみなさん、足を運んでくださるみなさん、本当にありがとうございます!

3年を経た樺山購買部には、道具や文具だけでなく、まだ見ぬ宝物がたくさん眠っているのかもしれません。4年目の樺山購買部もどうぞよろしくお願いします!

<樺山購買部>
暮らしがちょっとごきげんになる、道具と恋みくじのお店。
営業日:水曜日〜日曜日(12:00〜18:00)
定休日:月曜・火曜・第1土曜・祝日
最新情報は、Instagramよりチェック。