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vol. 199

【よる学校】「ちょうどいい」って言われたい日

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2026.07.18

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コミュラボ

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人知れず磨いてきたこの感覚、発揮するときがついに来た…かも?

白黒はっきりつけることばかりが求められがちな今の世の中で、私たちが日常的に、かつ人知れず探っているもの。それこそが「いい塩梅」であり、「ちょうどいい」という感覚ではないでしょうか。でもその塩梅というのは、人によって違うものだったりします。
そんな誰の日常にもある絶妙なバランスの違いを楽しもうという、なんともユニークで愛おしいイベントが、6月25日よる学校で開催されました。

日常の「ちょうどいい」を体現する、ユニークな競技たち

会場に到着すると、そこには「ちょうどいいくらい」の人たちが集まっていました。多すぎず、少なすぎずの密度感。それぞれのブースでは、誰もが「ちょうどいい」を狙って、真剣かつユーモラスな競技を繰り広げていました。

ー競技ラインナップー
●こういうとき、なんていう?
●初デート後のありがとうLINEの文面
●かっこいいペタンクの投げ方
●音源ぴったり選手権
●二人で歩くときのちょうど良い歩幅 など

参加者は思い思いのブースを巡りながら、みんな探り探りの様子。でも、どこかワクワクしながらお題に挑戦していきます。判定を下す審判の手元には、「ちょうどいい」「まだまだ」「やりすぎ」という3つの札。

たとえば、「こんなときなんていう?」ブースでは、「宿題忘れたときなんて言う?」「パートナーの機嫌が悪いときなんて言う?」「ゲームできる時間を延長したいとき」などの日常の風景に関するお題が並び、それに対してちょうどいい返答を考えていきます。

「宿題やったんですけどぉ、玄関に忘れちゃって……」と誰かが答えると、もう一人から「あ、私もそれ言う」「ちょうどいいね!」と共感の声が上がったり。
「パートナーが不機嫌な時なんていう?」という少し身に迫るお題では、「そっとしとく……相手を怒らせたくないから」「ごめん、俺なんかしたかな?」など、リアルな回答が続きました。

一方、屋外の音源ぴったり選手権では、「エンダァァーーー」というサビで有名な曲、ホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」などの曲に合わせて、そのサビに合わせてバケツを叩くというシンプルながら難しい競技に挑戦。DJのリミックスで難易度も上がる中、音がピタッと重なった瞬間には、思わずガッツポーズが飛び出していました。

甘酸っぱいピュアさに触れるちょうどいいメッセージ

この日、特に大きな盛り上がりを見せていたのが、「初デート後のありがとうLINEの文面」を考えるブースです。実はこの日、17名もの大学生たちが来てくれていたのですが、気づけばそのブースは、まるで大学生の友だちの家に遊びに来たかのような、ゆるっとリラックスした空気に包まれます。

設定されたシチュエーションはこう。
『初デートで水族館に行き、チンアナゴを見た。ランチにはスパゲティを食べ、また遊びに行きたいねと話したけれど、次の約束はまだしていない。そんなとき、あなたならなんてLINEを送る?』

「え?難しい!」「こういうの苦手」などと、最初は戸惑っていた参加者たちも、だんだんスマホとにらめっこ。だんだんとブースに人が集まり、あちこちで「えー、恥ずかしい!」「これ面白いじゃん!」とにぎやかになってきました。

△ユニークさでみんなの心を掴んだある人の文面

そんな若者たちの様子を、地域の先輩世代のみなさんがニコニコしながら、
「私たちは真面目につまらない返事をしちゃうけど、若い子達はおもしろいね」
「昔はラインなんてなかったし、ポケベルだったわ〜。テレホンカード知ってる?」
「デートなんていつしたかしらねぇ」
そんな声が聞こえてきました。

初デートという誰もがどこかで経験した、あるいは憧れるテーマだからこそ、いつの間にか世代をつなぐ時間にもなっていたようでした。

ちなみに、このちょうどいい夜の片隅では「よる学校学級新聞アップデート作戦」が密かに進行していました。よる学校の学級新聞が新たに更新される日をどうぞお楽しみに。

「ちょうどいい」の奥にあるもの

ペタンクなんかは、カッコいいフォーム選手権を忘れて(?)勝負を楽しんでいるようでしたが、それはそれでちょうどいい楽しみ方。

改めて、「ちょうどいい」を狙ってみると、その塩梅を見つけるのは、本当に難しいものです。なぜなら、人によってその感じ方は違っているから。

結果的にちょうどよかったり、やりすぎだり、まだまだだったりしたけれど、その試行錯誤の中には、
これ言ったら、相手はどんな感じがするかな?とか
あの人にまた会いたいなとか
元気がなさそうだけど大丈夫かな?とか
そのプロセスの中に、思いやりみたいな気持ちもなんとなくひそんでいるような気がしました。

正解を探すというより、お互いの「ちょうどいい」を笑いながら見つめ合う、そんな時間が流れていた今回のよる学校。白黒はっきりつけると安心だけれど、完璧じゃなくてもいい、不器用でもいい、そんなちょうどよさを持ち帰るような夜でした。


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